夫は何とかしようと、仕事を休んで数日一緒にいてくれることに。
そこで私は思い切って夫に相談することにしました。
夫はその話を聞き、「おい! それはママのことじゃなくて俺のことだぞ!」と言い出したのです。
どうやら、息子が勉強もせずにゲームばかりやっているのを見かねた夫が、息子の部屋で説教をした日だとか。
夫は「気にしなくて大丈夫だよ。」と言ってくれたのですが、それでもショックが癒えることはありませんでした。
誕生日
それからしばらくして、私の誕生日に夫と息子からプレゼントをもらいました。
そこには手紙も付いていて、息子からは「お母さん、いつもありがとう。迷惑かけるかもしれないけど、これからもよろしくね。」というメッセージが。
私はここで初めて気持ちを切り替えることができました。
今ではこの話も笑い話になっていて、私が「成長の過程なんだろうし、自分も親に対して思ったことなのに、ものすごいショックだったんだよ。」と言うと、息子には「勘違いであそこまで落ち込めるのはすごいよ(笑)」と言われる始末。
夫にも「思い込みの激しさは会った頃と変わんねぇなぁ。」と呆れられています。
【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。