「どうせすぐサイズアウトするから」「まだまだ着られるし捨てるのはもったいない!」など、下の子には上の子のおさがりを着させるママも多いですよね。しかし、子ども自身は納得していなかったようで……。今回は私の友人A子さんから聞いた、自分がおさがりで育ったがゆえに自分の子育てに思わぬ落とし穴があった話を紹介します。

新居にあふれかえる子ども服を見て……

ローンを組んで家を建てたものの、買い物欲が収まらず、節約も思うように進みません。家を建ててからは自分の服を買う頻度はだいぶ減りました。しかし、未だにかわいい子ども服を発見すると、ついつい買ってしまいます。共働きだったものの2人とも低収入だったため、毎月の貯金もままならないように……。

衣替えの時期になると、「子ども服なんてすぐにサイズアウトするし、おさがりでもよかったかも」と、家の中であふれかえる服を見て思ったのでした。

親になって気付いたこと

今までおさがりばかりを着せられて「自分はかわいそう」だと思っていたA子でしたが、裕福とまではいかない家庭環境でしたが、美味しいものを食べたり旅行に行ったりと何不自由ない暮らしをさせてもらってきたということに、自分が親になりやっと気付きました。

どんな服を着ていようが、子どもがかわいいのは何も変わりません。新しい洋服も素敵ですが、経済面では確かにおさがりも助かります。子どもは服を喜んで着てくれていますが、おさがりを着せないと頑なに拒否するのではなく、家計も考えて両方のいいとこどりをしていけばよかった、と後悔しているA子でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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