若い人と話すと、つい「最近の若い人は」なんて思ってしまいがちですが、本当に年代の違いだけが理由でしょうか? 年代に関わらず、価値観は1人1人違うのが当たり前ですよね。今回は筆者の友人のエピソードをお届けします。
画像: 彼氏はいなくてもいい!? 若い人の価値観に驚くと →「昔だって──」姪っ子の発言に、思わず反省

姪っ子との再会

先日、久しぶりに大学生の姪っ子とランチに行きました。
近況を聞くと、最近彼氏と別れたとのことで、「恋愛はこりごり。今は1人でいる方が楽だな~」とあっさり言います。

私は驚いてしまいました。
私が20代の頃は、恋愛は人生の中心で、彼氏がいないなんて考えられなかったからです。

休日は彼氏とデート、友達との会話も恋愛の話題ばかり。彼氏がいることをステータスにしていた若い頃の私。

姪っ子の言葉に、時の流れを感じずにはいられませんでした。

価値観の違いにびっくり!

さらに「結婚願望はあるの?」と尋ねてみると、「う〜ん、どうだろう。結婚ってそんなにいいものなのかなぁ。別にしなくてもいいかも」という答えが返ってきました。

私はさらに驚愕しました。
結婚は幸せの象徴であり、人生の目標の1つだった私たちの世代とは全く違う価値観。

結婚しなければ不幸だと信じて疑わなかった私にとって、姪っ子の言葉は衝撃的でした。

思い込んでいた自分が恥ずかしい……

「そうか……今はそういう考え方が主流なのねぇ」と私が呟くと、姪っ子は「そもそも、叔母さんの時代だって全ての女性がそう感じてたかどうかは分からないよ? 色んな人がいるんだしさ」とあっけらかんと言いました。

その言葉に、私は「た、たしかに!」と、ハッとさせられました。

姪っ子の言うとおり、私の視野が狭くて「私がこうだから同世代はみんなそうに決まってる」という思い込みに囚われていたことに気付いたのです。

もしかしたら、私の周りにも恋愛や結婚に興味がない友人がいたのかもしれません。
ただ、私がそうした考えを受け入れる心の余裕と、広い視野がなかっただけで。

気付きと反省

姪っ子の言葉で、多様性を当たり前に受け入れる若者世代の柔軟さを感じ、感心しました。
幸せの形は人によって違うのだから、価値観を尊重する姿勢が大切なのだと改めて気付かされた気がします。

そして、自分自身の凝り固まった価値観を改め、新しい時代の多様性を受け入れていく必要があると学んだのです。

既婚か独身か、彼氏がいるかいないか……そんなことにこだわらず、これからはもっと広い視野を持って様々な価値観を尊重しながら生きていきたいと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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