長い間会っていなかった人と再会すると、お互いの変化に驚くことってありますよね。そしてその変化に、寂しさを感じてしまうこともあるのではないでしょうか? 今回は久々に同級生と再会した友人A子の話をご紹介します。

バッグから出てきたのは

B美は芸能界の話や恋愛話など、次々と刺激的な話を聞かせてくれました。
私はB美の属する華やかな世界に圧倒され、「あの頃のB美はもういないんだな……」と少し寂しさを感じてしまいました。

するとその時、B美が突然バッグからビニール袋を取り出しました。
そして、「これお土産! 実家から送られてきた梅干し、めっちゃ美味しいから食べてみて♡」と言いながら私に梅干しを差し出してきたのです。

私は驚きつつも、同時に懐かしい気持ちになりました。
高校時代、B美の弁当にはいつも自家製の梅干しが入っていたことを思い出したからです。

変わらない心根

「そういえば梅干し好きだったよね。お母さん元気にしてる?」と私が聞くと、B美は「うん、元気だよ! 梅干しも相変わらず大量に送ってくるの。芸能界に入ったって言っても、所詮は田舎娘だからね」と笑いました。

その瞬間、私の中から、B美が嫌味な人間になってしまったのではないかという不安が消え去りました。外見は変わっても、中身は昔のままなんだ……。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、私はB美と別れました。
派手な見た目と芸能界という華やかな世界にいても、B美の心根は変わっていなかったことに安心し、新しい人生を歩む彼女を心から応援したいと思いました。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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