住宅の購入は人生のなかでも一大イベントです。人生で1、2を争う高額なお買い物なので、支払いにも苦労しますよね。今回は筆者の友人が結婚間近の彼とマンションを購入したときのエピソードを紹介します。
画像: 200万円投じたら、家も彼も失った。結婚を夢見た女が『マンション購入』でハマった【落とし穴】

マンション購入

私と彼は交際3年目。
「そろそろ結婚しようか。」という話も出てきています。

これまでは彼と賃貸アパートで同棲している状態だったのですが、突然彼が「マンションを買おうと思う!」と言い始めました。
私は「結婚してからでいいんじゃない?」と反対したのですが、彼の「いま買いたい!」という強い熱意に負け、マンションを購入することに。

彼名義のマンション

マンションの見学や契約の話には、私も同席しました。

私たちはまだ結婚していないため、マンションの名義は彼1人の名前です。
支払い義務も彼1人の責任です。
ただこれからいま住んでいるアパートを引き払い、購入したマンションには私も一緒に引っ越します。

彼名義ではあるものの、「いまはお財布が別でも結婚したら一緒に支払いをしていくことになるんだから。」「私も一生住む家だから。」と考え、少しでも頭金は多いほうがいいと感じました。

考えた結果、私は彼に「これ頭金の足しにして欲しい。」と、現金で200万円手渡しました。

この決断がのちに後悔につながるとは……思ってもみませんでした。

半年後

購入したマンションに移り住んで半年が経ったころ、結婚間近だったはずの彼と別れることに。
別れが決定するまでにはいろいろあったのですが、きっかけは彼が突然「結婚できない。」と言い始めたことです。

破局したら当然別々に暮らすことになるため、彼名義のマンションから私は出て行かなければならなくなりました。

彼に「結婚すると思って渡したお金だから、200万円全額とは言わないけど返して欲しい。」と伝えたのですが、彼は「そんなお金はない! 払った自分の責任だから請求しないで。」とお金を返してくれません。

結局私は住む家と結婚相手、200万円のすべてを失いました。

この経験からいくら結婚間近だからといっても、他人名義の住宅に多額のお金を支払ってはいけないなと強く感じました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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