夫のジャケットから、分厚い封筒が！「実は──」夫が『何年も家族に内緒にしていたこと』に「まさか」

夫の会社は口座振込で給料が振り込まれますが、彼は毎月の小遣いの中から少しずつ節約していました。外食を控えたり、趣味の出費を減らしたりして、現金で貯金していたのです。また、ボーナスの端数や臨時収入があるたびに、少しずつ別の封筒に保管。銀行口座を使わずに貯めたのは、「自分の小遣いの中でこっそり貯めたお金だから、C子に気を遣わせたくなかった」という理由でした。

「給料口座から直接旅行代を出せばいいのに」と思うかもしれませんが、これはあくまで夫がC子へのサプライズとして、自分の努力で貯めた特別な資金だったのです。

家族の絆を感じた瞬間

「どこへ行くつもりだったの？」とC子が尋ねると、夫はニッコリと笑いながら「沖縄！ 家族みんなで綺麗な海を見たいなと思って」と答えました。「家族みんな」というのは、私たち夫婦と二人の子どもたちのことでした。夫は、結婚10周年の記念に、子どもたちも一緒に特別な思い出を作りたかったのです。「こんなに私たちのことを考えてくれていたなんて」と、C子は改めて夫の優しさを実感しました。

そして迎えた結婚10周年、子どもたちも大喜びで沖縄旅行へ！ 家族みんなで幸せなひとときを共有できました。沖縄の海を眺めながら「こんなに素敵なプレゼント、人生で一番嬉しい」とC子も心から感謝しました。

C子は「お金じゃなくて、夫の気持ちが何よりも嬉しかった」と振り返ります。夫の隠しごとは、最高のサプライズへと変わったのでした。

【体験者：30代・女性会社員、回答時期：2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。