今回は、筆者の友人が働く洋菓子店で起こったトラブルを紹介します。来店した子供の“粗相”に、店長が『神対応』。しかし、その子の母親は【恩を仇で返すような行動】をとってきて……!?

後日、妹を連れてきた男の子。「今日は妹の分のお菓子もちょうだい」

数日後、袋を破いた男の子が、もっと小さな女の子を連れてお店にやってきました。今日は母親と一緒ではないようです。

店長が「こんにちは。今日は妹さんと一緒にきたの?」と優しく話しかけると、男の子は「うん。今日は妹の分のお菓子もちょうだい」と言ってきたのです。

「お金がないと渡せないよ」と言う店長に、「この前はタダでくれたんだから、今日もちょうだい!」と手を出してくる男の子。

店長が「お母さんにお金もらってから、またおいで」と言うと、なんと「お母さんが、このお店に行けばまたお菓子もらえるから、妹と一緒に行ってこいって言った」という返事が。

これにはさすがの店長も呆れて、「お金がないと無理だよ。お母さんにもそう伝えて」と子供たちを帰らせたのでした。しかしその日の閉店間際に、鬼の形相をした母親が店に怒鳴り込んできたのです。

「うちはシングルマザーで貧しい。お腹を空かせた子供を見てなんとも思わないのか。お菓子をよこせ」という旨のことを一方的に主張してくる母親に恐怖を覚えて、警察に通報。警察はすぐにきてくれて、怒鳴り続ける母親を連行していったのでした。

シングルマザーで大変なのはわかりますが、だからと言ってタダでお菓子をもらっていい理由にはなりませんよね。親切心を踏みにじられるような経験をしたにもかかわらず、今も変わらずみんなに優しい店長。こんな人に私もなりたいと、さらに尊敬するようになりました。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。

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