義実家との付き合いはデリケートな問題です。良好な関係を築きたいと願うものの、価値観や生活習慣の違いから、思いがけない悩みを抱えることもあるのではないでしょうか。今回は、そんな義実家に関する友人の体験談をお届けします。

転落事故が発生

そんなある日、事件が起こりました。
義父が階段から転落し、足を骨折してしまったのです。原因は、階段にまで置かれていた荷物に足をとられたことでした。

幸い、義父は手術とリハビリを経て、ほぼ元通りに回復しました。
しかし、この出来事をきっかけに、高齢の義両親は駅前にあるバリアフリーのシルバー向けマンションに引っ越すことを周囲に勧められ、義実家は売りに出すことになりました。

意識の変化

しかし、いざ不動産会社に家の査定を依頼すると、「この状態では内覧もできませんし、買い手もつきませんよ」と苦言を呈されました。

きちんと片付ければそれなりに良い家なのに……。
自分たちが片付けないせいで家の価値が下がりそうだと気づき、義両親と夫はやっと焦りを感じたようです。

今まで「これくらい普通」が口癖だった彼らは、初めて真剣に片付けに取り組み始めました。

不用品を処分し、家中を徹底的に掃除した結果、義実家は見違えるほど小綺麗になりました。
おかげで内覧もスムーズに進み、無事に買い手もつきました。

皮肉にも、義父の怪我と不動産屋の言葉が、義両親の意識を変えたのです。
私も安心して義実家(マンション)を訪れることができるようになり、少し肩の荷が下りた気がしました。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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