友人S美の話です。
S美は玄関が別の二世帯住宅に義家族と暮らしています。生活はそれぞれ分けていますが、義母は夕飯後の時間を見計らって訪ねてきては、世間話をして帰っていくのですが──
画像: 自分で収穫できないものは植えないで、、、毎晩「代わりに収穫して」とやって来る義母。でも家族は?

柚子の収穫

以前は週に数回だった来訪が、最近では毎晩に増えました。理由は庭に植えた柚子の木です。
義母は手が届く範囲の柚子を収穫したものの、上の方にまだ実がたくさん残っていて、それがどうしても気になる様子。
しかし、S美は昨年から四十肩を患っており、腕が上がらない状態です。痛みがひどいと運転すらできません。それを義母も知っているはずですが、直接頼むことはせず、
「手が届かなくてねぇ……」
と遠回しにS美へ収穫を促すのです。S美は何度も「肩が痛いので無理です!」と伝えてきましたが、効果はありません。

毎夜の来訪

それだけならまだしも、義母は毎晩のように
「今から上がってもいいかしら?」
と連絡をしてくるようになりました。そして、上がり込んでからは柚子の話ばかり。
S美にとっては迷惑ですが、実は夫にとっても深刻な問題でした。

夫は夕食後のリラックスタイムを何より楽しみにしている人で、テレビを観たり趣味の時間を大切にしています。
義母の来訪によってその時間が邪魔されることに我慢がならなくなっていたのです。
子ども達も含め、家族全員が「また柚子の話か」とウンザリしていましたが、対応はS美任せ。夫も表面上は無視していましたが、ついに限界が来ました。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.