青春時代に交わした約束の、胸打たれるエピソードを、筆者の先輩が話してくれました。私たちは大人の階段を上がるたび、過去に何かを置いてきたのかもしれません。みなさんも桜を見上げると、人生の様々なシーンが思い浮かぶのではないでしょうか。

みんなに会いたい!

昨年の春、思いがけないことが起きました。

突然、親友だったA子からSNSでメッセージが届いたのです。
「あの約束、覚えてる? 私、ずっと忘れられないの」

……私だけじゃなかったんだ!
スマホを握りしめながら、つい目頭が熱くなってしまいました。

こんなに気になっていたのに、どうしてもっと早く行動しなかったんだろう。

みんなに会いたい!

あの頃のまま

私とA子は、SNSを駆使してみんなを探し出しました。
もう叶うことなんてないと思っていた約束は、行動さえすれば、あっけなく実現するものでした。

20年以上経ってしまいましたが、ようやく私たちは、あの満開の桜の木の下で再会することができたのです。

ずいぶん大人になりましたが、「やっと会えたね」と、少女のように泣き、はしゃぐ友人たちの笑顔は、高校生の頃と変わらぬまま。

それぞれの近況を聞くと、あぁ、会っていない間に、私たちはみんな懸命に生きてきたんだなと、全員の人生を愛しく思いました。

もうすぐ、桜の季節がやってきます。
これからは春を迎えるたび、喜びに満ちた気持ちになることでしょう。

【体験者:40代女性・専業主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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