レジ担当として働くA子。日々忙しく、合間の水分補給もままならない中、ある日突然お客さんから厳しい声を浴びせられます。
その時、A子を救った人物が現れました。その人物とは? 筆者の知人A子から話を聞きました。

正論とさらりと伝えた常連客のひと言

その場は一瞬、重たい空気に包まれました。

誰もが次の展開を見守る中、静かに列に並んでいた常連客のCが、穏やかな口調でこう言いました。

「ここに張り紙がありますよ。『レジの合間に水分補給をすることがあります。ご理解ください』と書いてあります。もしこの人たちが倒れたら、困るのはあなたですよ」

その言葉に、店内の視線が一斉に男性客へ──。

客Bはしばらく黙った後、何も言い返せず、そそくさと店を後にしました。

常連客に感謝

A子は常連客Cに対して心の底から「ありがとうございます」と伝えました。

常連客Cは、「気にしないで。あの人も、たまたま虫の居所がわるかったのかもしれないね。でも、あなたが頑張ってるのはみんな知ってるから、無理しすぎないでね」と微笑みながら答えてくれました。
その言葉を聞き、客Bのことを責めることなくスマートにフォローしてくれたことにも改めて感謝しました。

より一層、仕事が好きになった

Bからいきなり怒鳴られた時は正直驚きました。

しかし、A子は今回の出来事で常連客Cの優しさや理解に触れ、自分の働きが周囲に認められていると実感。

理不尽な出来事もある中で、支えてくれる人の存在が励みとなり、より一層仕事が好きになったのでした。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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