毎朝、息子のために早起きをしてお弁当を作っているA美さん。親の心子知らず、当の息子はそれを恥ずかしがり、コンビニ弁当を持っていきたいと言い出し――? 母の愛情に、あたたかな気持ちになるエピソードです。

息子の友達よ、ありがとう

そんなある日、息子が帰宅するなり私に向かって言いました。
「ごめん」

突然謝ってきたので驚きました。

どうやら、仲の良いお友達から「いいなぁ、手作り弁当。うちは作ってくれなくて、いつもコンビニだから羨ましいよ。お前、文句なんか言わないで、お母さんに感謝しろよ」とお説教をされたそうなのです。

ナイスプレイ、息子の友達よ!
私は心の中で、彼に拍手を送りました。

少しずつ、大人に

その日から息子は、「今日のハンバーグ、美味しかった」「明日の弁当、唐揚げ入れて」など、感想やリクエストをよく伝えてくれるようになりました。

あんなに反抗的だったのが嘘のように、「早起きして作ってくれて、ありがとう」という労いの言葉まで。

子育ては、まるでジェットコースターのようですね。
上がったり下がったりしながら成長し、少しずつ大人になっていく息子を、愛しく思います。

愛情たっぷりの母のお弁当。
高校卒業までは、作らせてね。

【体験者:40代女性・専業主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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