人生には思いもよらない落とし穴があるものです。しかし、たとえ絶望の底に突き落とされた時でも、手を差し伸べてくれる人はいます。どん底だからこそ見える景色や、生まれる出会いに感謝したという友人に話を聞きました。

新たな生き甲斐

B子は私にはない大胆な経営戦略を次々と提案してくれました。B子の「A子ならできる!」という言葉を糧に、私はお菓子作りに情熱を燃やし始めました。

マルシェ出店当日、私の店は予想以上の大盛況! B子の宣伝のおかげで、注文も殺到するようになったのです。
やがて私は本格的に焼き菓子の製造販売をスタート。B子は経営のパートナーとして、私を支えてくれました。

夢を叶える日まで

ある時、驚きのニュースが飛び込んできました。なんとCさんが別の事業で起こした不正取引によって、逮捕されたのです。
Cさん名義の会社は倒産し、会社の売却資産は被害者への弁済に充てられることになりました。
そしてその中には、私のお金も含まれていたのです! 思わぬ形で、失ったと思っていた資金の大半が戻ってきました。

今は、カフェ開業を夢見て、B子とともに頑張っています。あの時、絶望の淵にいた私を救い上げてくれたB子には感謝しかありません。
いつかB子と一緒にお店に立ち、美味しいコーヒーと焼き菓子を提供するのが、今の私の夢です。

【体験者:20代・女性、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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