もはやSNSは現代社会で欠かせないコミュニケーションツールになっています。しかし、その便利さの裏に危険も潜んでいることは忘れずにいたいですよね。今回は、高校生の娘を持つ知人の体験談をお届けします。

意外な犯人に驚き

特定された犯人は、なんと娘のクラスメイトのB美でした。
双方の両親と教師が同席した話し合いの場で詳しい話を聞くと、B美は軽い気持ちでパスワードを入力したらログインできてしまい、面白半分でなりすまし行為を始めたといいます。

娘が設定していたパスワードは、娘自身の誕生日でした。しかも、その誕生日は仲の良い友人グループの間では周知の事実……。

事態の深刻さを思い知ることに

B美の両親は「これがどれだけ深刻な問題か分かってるの?! 面白半分で済まされることじゃないのよ!」とB美を厳しく叱責。

その剣幕に押され、ようやく事の重大さを理解したのか、B美は涙ながらに「本当にごめんなさい……」と謝罪の言葉を口にしました。

B美は、自分の行為の重大さを全く理解していなかったようです。なりすまし行為が犯罪になる可能性、そして娘がどれほど傷ついたかを説明すると、「本当に軽率でした」と深く反省している様子。
娘もB美の謝罪を受け入れ、「もう二度としないで」と伝えました。

改めて親子で確認

もちろん、娘には改めてパスワード管理の大切さ、安易に予想できるパスワードにしないこと、個人情報の取り扱いに注意することなどを厳しく教えました。
苦い経験でしたが、娘もB美もネットの怖さを知る機会になったと思います。

デジタルネイティブ世代の子どもたちにとって、SNSはもはや生活の一部。だからこそ、正しい知識と責任感を持って利用することの大切さを、これからも伝え続けていきたいです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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