筆者の友人A子さんが、そんな奨学金でまさかの別れを体験することになった時のお話です。
母を馬鹿にされた。その一言がどうしても許せない!!
「それただの借金だし、ありえない!」
「借金してたの、ずーっと隠してたってことだよね?」
と、彼は怒り出したのです。
反論するも彼の意見は変わるどころか、言い合いはヒートアップ。そして、
「大学費用すら出してくれない親だったってことでしょ?」
そう笑いながら馬鹿にするように言われた一言が、本当にショックでした。
自分の事ならまだしも、最愛の母を馬鹿にされたことがどうしても許せず、そのまま婚約破棄したのです。
彼と別れたことを聞いた母は、驚きながらも悲しい顔をしていました。
彼の事は何でも母に話していましたが、母が悲しむと思って、本当の別れの理由は言えませんでした。
価値観が合わなかっただけ。別れてよかった!!
それから数年後、別の男性と出会い結婚することになりました。
夫は奨学金の事を馬鹿にすることなく、一緒に返してくれるような優しい人です。
さらに、A子さんの母を「たった一人のお母さんだよ」と、本当に大切にしてくれます。
人によって考え方が違うのは当たり前ですが、元婚約者と全然違う対応の夫が、まさに神様のように輝いて見えました。
元婚約者と別れて、本当に良かった!
まとめ
金の切れ目が縁の切れ目と言いますが、まさにその通り。奨学金はいろんな理由で借りる人がいるので、ひとまとめに「借金だ」と言うのも違うと思います。
優しい旦那様と、末永くお幸せに!
【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。