可愛い孫の誕生日には本人が一番欲しいものをプレゼントしたい! そんな祖父母の強い思いで迎えた誕生日のサプライズ。嫁にとっては迷惑になってしまいました。筆者の友人に起きた話です。

誕生日当日に届いたプレゼントは…

R子の誕生日当日、大きな箱を抱えて自宅にやってきた義両親。

箱の中身が気になりつつ、とりあえず家にあがってもらうと、何やら箱の中からガサゴソと物音が聞こえるような…。

えっ、まさか!? 私の嫌な予感は見事に的中。

大きな箱を開けると出てきたのは、柴犬の赤ちゃんだったのです!!

R子はサプライズプレゼントに大喜び。その姿を見て満足そうな義両親。

その横で私の顔は凍り付き、ひきつっていたと思います。

あり得ないサプライズに怒り心頭

少し前からお友達が子犬を飼い始めたこともあって、最近R子も犬を飼いたいとずっと言っていました。

もちろん子犬は可愛いし、私も犬は嫌いではありません。いつかは犬を家族に迎えたいねと家族でも話してはいました。

でも、子犬を家族の一員として迎え入れるには、責任と準備が必要です。まだ6歳のR子は、お世話の大変さや命の大切さも分かっていません。
それなのに、母親である私に何の相談もなく、ただ可愛くて犬が欲しいと言ったR子の意見だけで勝手に決めるなんて、私にとっては受け入れがたいものでした。第二子の妊娠を考えている時期でもあり、新たな責任が増えることに不安もありました。

私は驚きとともに怒りが湧いてきて、何も喜べないまま義両親にもそのことを伝え、一旦子犬は引き取ってもらいました。義両親の孫への愛情はとても嬉しかっただけに、残念です。

その後の話し合いの結果、義両親が子犬を育て、R子が遊びに行くときに会えるようにするという結論におさまりました。R子は毎日子犬に会えないことにがっかりしていましたが、生き物を飼うときにはきちんと話し合ってしっかり準備してから、家族に迎え入れたいと思います。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2020年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。

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