海外旅行は、多くの感動や発見をもたらす一方で、予期せぬ出来事に遭遇することも少なくありません。今回は、筆者の友人が10年ほど前に海外旅行中に体験したという、忘れられないエピソードをご紹介します。

案内されて向かった先は

Kの話を聞くと、なんと近くの市場で出会った現地の老夫婦と意気投合し、そのままホームパーティに招待されていたと言うのです。

「美味しい料理もあったし、言葉はあまり通じなかったけど、すっごく優しくて! 絶対紹介したい!」と、まくし立てるK。

呆れながらもKに連れられて細い路地裏を進み、やがて辿り着いた家からは、美味しそうな香りが……。
Kが扉をノックすると、穏やかで優しそうな老夫婦が笑顔で出迎えてくれました。

旅先での出会いに感謝

老夫婦は、言葉は通じないながらも身振り手振りで歓迎の意を表し、私たちを食卓へ導いてくれました。
テーブルの上には、美味しそうな色とりどりの料理が所狭しと並べられていたのを覚えています。

結局、私たちはその家に数時間滞在し、お腹いっぱいになるまで美味しい料理をいただいて、老夫婦との豊かな時間を過ごしました。

今から思えば、若い女性2人が現地の知らない人の家に上がりこむなんて危険すぎますが、若気の至りとしか言いようがありません。
言葉を超えた心の交流の温かさを教えてくれた、あの老夫婦には今でも感謝しています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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