失恋のショックで自暴自棄になったA子。そのとき親友B子が見せた驚くべき行動とは?
友情の大切さを改めて感じられるエピソードを、筆者の知人A子が聞かせてくれました。
友情の大切さを改めて感じられるエピソードを、筆者の知人A子が聞かせてくれました。

突然の別れ、心が壊れた夜
A子は1年ほど付き合った大好きな彼に、ある日突然こう告げられました。
「気持ちがなくなった」と。彼女にとってそれは寝耳に水で、心にポッカリ穴が空くどころか、奈落の底へ突き落とされたような衝撃でした。
ショックのあまりA子は涙を流しながらコンビニへ向かい、手当たり次第にお酒を買い込みます。
帰宅するとそのお酒を次々と開けては飲み干し、悲しみを忘れようと必死でした。
しかし現実は残酷で、酔いが回るほどに心の痛みは増していきます。
体がフラフラになり、ついに倒れ込んでしまったA子。そんな中思い浮かんだのは、親友B子の顔でした。
「私、もうダメかも……」と弱々しい声で電話をかけた彼女。震える手を持ち上げるのが精一杯でした。
親友の冷静な行動が救った命
電話の向こうで、A子の泣き声を聞いたB子は即座に駆けつけます。
部屋のドアを開けると、床に転がる親友の姿が。
「何やってんの!」と叫ぶB子でしたが、A子の青白い顔を見てすぐに状況を把握。
急性アルコール中毒の危険を感じたB子は冷静に救急車を呼び、救急隊が来るまで「絶対大丈夫だから!」とA子を励まし続けました。
倒れているA子の手を握りながら「生きててよ!」と声をかけ続けるB子の必死な様子。
それはA子の心の奥深くに届いていました。
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