人生は勢いでなんとかなる? それともやっぱり計画は必要? 筆者の知人Aさんは夫に不倫され「もう夫婦としてやっていけない!」と勢いで離婚しました。なんとかなると思っていたAさんでしたが、離婚後にAさんを待ち受けていた現実は厳しいものだったのです。
画像: 【勢いで離婚】なんとかなると思っていたけど、、、現実は厳しかった。シンママが反省したこと

夫が不倫→離婚します!

Aさんは結婚7年目で5歳の息子を持つ母です。妊娠後、仕事を辞めて専業主婦になったAさんは、毎日家事に子育てに忙しい日々を過ごしていました。

そんなAさんの幸せな暮らしは、ある日突然、夫の不倫発覚によってぶち壊されることになります。夫は3年間にわたって職場の後輩と不倫をしていました。

夫は「離婚はしたくない! 不倫相手とは別れる」とAさんに謝ってきましたが、Aさんは不倫した夫を許せそうにありません。

「離婚しましょう」Aさんの口からは自然と離婚を求める言葉が出てきました。

離婚準備はしてないけどなんとかなる!

Aさんは専業主婦だったので収入がありません。離婚しても頼る実家はなく、自分の手で息子を育てていかなければなりません。

不倫発覚は急だったので離婚準備はまったくしていませんでしたが、Aさんは離婚後の心配よりも不倫をした夫への嫌悪感が勝り急いで離婚をすることに。

「なんとかなるよね!」

Aさんは楽観的に考え、口約束で養育費だけ取り決めて、これまで貯めたお金の半分を財産分与としてもらってさっさと離婚届を提出したのです。

こんなはずじゃ……厳しい離婚後の生活

公営住宅への入居が決まり、息子と2人引っ越したAさん。新生活を始めるのにお金を使ってしまったので早く仕事を決めなければと思い、行動を開始しました。

しかし、すぐに決まるだろうと思っていた仕事はなかなか決まりません。小さな子がいると「子どもが熱を出したときに頼れる人はいますか?」と決まり文句のように聞かれるのですが、Aさんには
頼れる人はいないので、そこがネックになってしまうのでした。

さらに、元夫からの養育費もすぐに振り込まれなくなってしまいました。元夫とは連絡も取れなくなってしまい、口約束しかしていなかったのでAさんはどうすることもできません。

離婚は計画的に

厳しい生活の中、追い打ちをかけるように子どもが不安定になりました。不幸から抜け出し幸せになるために離婚をしたはずなのに、子どもまで巻き込んでしまったことをAさんは大反省します。

それから必死で生活を立て直したAさん。今ではなんとか暮らしていけるようになりましたが、勢いで離婚を決断したことは今でも後悔しているそうです。

自分一人だけではなく子どもの人生にも関わることなのだから、もう少し冷静に計画的に離婚をするべきだったとAさんは語っています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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