1人でまだ小さい子どもを連れてお出かけするときって、予想外のことが起きたり大変なこともありますよね。これはそんなときに差し伸べられた救いの手に感動した筆者の体験談です。
画像: 【子連れでの新幹線】トイレに行きたくなり「どうしよう」 → 手を差し伸べてくれた『恩人』に感謝

1人での子連れ新幹線にドキドキ

娘が2歳と5歳でまだ小さかった頃のことです。当時単身赴任をしていた夫のところに遊びに行くため、私1人で子どもを連れて新幹線に乗ったことがありました。

1人で子ども2人を連れて新幹線に乗るのははじめての経験で、子どもの急なトイレにも対応できるようトイレから1番近い指定席を取り、長時間の移動も退屈しないようにおもちゃやおやつなども用意して、準備万端で新幹線に乗り込みました。

次から次へと試練が!

案の定、下の子がやっと抱っこで寝たタイミングで上の子が「ママ、トイレ!」と言い出し、2歳児を抱っこしながら上の子をトイレに連れて行きました。

ホッとしたのも束の間、移動したせいで寝ていた下の子が起きてしまい、起こされた形になったので寝足りずにグズグズ……。

周囲に迷惑をかけてしまうので、ドアの外に出てご機嫌をとっていると、お菓子を食べようとした上の子が盛大にお菓子をひっくり返して「ママー! こぼれた!」と車両の中から叫んでいました。

ここまででも十分にカオスな状況だったので、目的地に到着するまでに私はどっと疲れていました。

カオスな状況に救いの手

2時間半の移動時間も残り半分というときに、それまで自分がトイレに行かなくて済むように水分も控えていたのですが、どうしてもトイレに行きたくなりどうしたものかと困っていました。

子どもたちは2人ともご機嫌で絶好調。短時間なら2人を置いてパッとトイレに行けるか?「ママトイレに行ってくるから少しの間2人で待っていられる?」と子どもたちに言い聞かせていたときです。

通路を挟んで隣の席に座っていた子連れの夫婦が、「何かお困りですか? よかったらお子さん見ていますよ」と声をかけて下さったのです。

おかげで私は安心してトイレを済ませることができ、本当に助かりました。こういうときの親切はとても心にしみますね。

私も困った人にはさりげなく声をかけられる人でいたいと思った出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2013年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。

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