人生の転機は、思わぬところからやってくるのかもしれません。
これは親友の言葉がきっかけで、会社員からビーズ刺繍作家に転身したゆかり(仮名)さんの体験談です。
画像: 毎日仕事がつらかった私が【好きなことを一生の仕事にしよう】と思えた『運命の出会い』

仕事でストレスの毎日

私は大学卒業後に一般企業に就職し、忙しい毎日を送っていました。

日々の業務や人間関係などでストレスは溜まっていくばかりです。

高校時代の親友の聡美(仮名)と久しぶりに会ってランチした時のことでした。

私が職場のグチとともに「ストレス発散に趣味を持ちたい」と口にすると、聡美が私にビーズ刺繍を勧めてきたのです。

ビーズ刺繍との出合い

ビーズ刺繍は、ビーズを布や皮などの生地に縫いつけて模様や絵柄を作り出す手芸です。

もともと手先を動かすことや、デザインを考えることが大好きな私は、すぐにビーズ刺繍に夢中になりました。

私が作ったビーズ刺繍のブローチをつけて聡美と再び会った際、聡美はブローチを絶賛してくれました。

そして「ハンドメイド作品の販売会に参加してみたらどうかな」と勧めてくれたのです。

販売会には聡美も手伝いに来てくれるとのことだったので、私は軽い気持ちで参加を決めました。

感じたことがないような充実感

会社員の仕事をしながら販売会の準備をするのはとても大変でした。

でも、それと同時に、忘れてしまっていたワクワクとした気持ちを思い出す毎日。

販売会の当日、私は想像以上の会場の熱気に圧倒されてしまいました。

さらに「私の作品が売れるのだろうか」という不安にも駆られ緊張しましたが、「高校の学園祭を思い出すね」と楽しそうに笑う聡美を見て、リラックスできたのです。

私の作品を嬉しそうに手に取って購入してくれるお客様の姿に、これまでに感じたことがない充実感を覚えました。

親友の言葉で大きく変わった人生

この販売会の参加をきっかけに、私はますますビーズ刺繍にのめりこみました。

今ではネットで作品を販売したり、ワークショップや教室で教えられる腕前になり、会社を辞めてビーズ作家として独立しました。

独立のお祝いに駆け付けてくれた聡美は
「ゆかりは高校時代から手先が器用でセンスが良かったから、会社員よりもものづくりのほうが向いていると思っていた。今は好きなことをしてゆかりが生き生きしていて嬉しいよ」
と励ましてくれたのです。

親友の言葉が、私の人生を大きく変えました。
今、毎日がとても充実してとても幸せです。

【体験者:30代・自営業、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.