筆者の話です。夫は超がつくほどの雨男。入学式も卒業式も雨。晴れの記憶なんて、ほとんどありません。
それでも──。海外なら大丈夫、そう信じていました。

豪雨で予定変更、ずぶ濡れのショッピング

バスに戻る頃には空が暗くなり、次の目的地へ向かう途中でついに大粒の雨が!
窓の外は真っ黒。
雨音はどんどん強まり、バスの屋根を叩きます。
行くはずだった公園の観光も車窓からとなり、添乗員さんがマイクで告げました。

「予定変更です。ショッピングセンターに向かいます」
ずぶ濡れで降りたショッピングセンターでは、まず雨具と着替えを購入。
冷たい服が肌に張り付く感覚に、何とも言えない虚しさが広がりました。

疲れ果ててホテルに戻ると、窓から見えたきれいな夕日。
先ほどまでの雨はどこへ行ってしまったのかと思えるほど、きれいな星空も屋内からは堪能することができました。

雨男伝説は続く……

そして帰国日、日本に近づくにつれて、どんよりとした曇り空が真っ黒な雲へと変わっていく空模様。
帰国すると、台風の影響で警報級の大雨となっていました。
最寄り駅ではタクシーも捕まらず、1時間も足止めを食うはめに。

「やっぱり雨男……」
夫を見つめると、彼も苦笑い。

それ以来、旅行のたびに雨具を持参するのが我が家の定番になりました。
新婚旅行の思い出? 雨に振り回されたほろ苦くも笑える一幕です。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中

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