人生の大きな節目には、多くの人々から祝福の気持ちが集まります。しかし、そのやりとりを巡って価値観の違いが浮き彫りになってしまうこともあるようです。今回は、最近出産した友人のエピソードをお届けします。

ありえない要求に絶句……

(普通、内祝いにダメ出しする……?)と内心戸惑いながらも「では、どのようなものが良いでしょうか?」と尋ねると、義母は待ってましたと言わんばかりにこう答えました。

「海外ブランドのバッグとかどう? 10万くらいするけど、まぁお祝いだし、記念になるし、いいでしょ♡」

1万円のお祝いに対して、10万円のお返しを求める義母に、私は絶句……。
まるで出産祝いを口実に、高額商品をねだっているようにしか聞こえません。

その神経も、それを当然のように言う態度も受け入れられませんでした。

義両親とは距離を置くことに

その夜、夫に相談すると、夫は呆れ顔で「またか……」と小さく呟きました。
実は夫は独身時代から、何かと理由をつけて金銭を要求されてきたそうです。結婚を機に、ようやくその呪縛から解放されたと思っていた矢先の出来事でした。

私たちは話し合いの末、義両親と距離を置くことを決めて、お祝いを返送し、連絡も一切絶ちました。

冷たいようではありますが、このままでは私たちの生活、そして子どもにまで干渉が及ぶかもしれないと思ったからです。

皆さんならこんな時、どう対応しますか?

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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