販売店では、ときに困ったお客さんが出現することがあります。今回は、私がホームセンターで遭遇したクレーム客のエピソードをご紹介。とんでもないクレームをつけていて、思わず店員に同情してしまいました。
画像: ホームセンターの店員は『何でも知ってる』と思われがち!? 客からの【まさかの質問】に困った瞬間

揉める店員と女性客

私がホームセンターで買い物をしていると、50代くらいの女性客と30代くらいの男性店員が揉めているところに遭遇しました。
女性客が買おうとしていたのは、ジョイントタイプの人工芝です。
30 × 30cm程度の大きさの人工芝で、広さに合わせて敷き詰めて使う商品ですが、女性客は購入枚数に悩んで店員に相談しているようでした。

「ベランダに設置したいんだけど、何枚買えばいいの?」と質問する女性客に、店員はベランダの広さを尋ねていました。
すると女性客は「一般的なマンションのベランダの広さよ」と答えたのです。

ある程度正確な幅や奥行きがわからないと、必要枚数は回答できませんよね。
店員が困ったように「広さがわからないと、お答えできかねます」と伝えていました。

イラつく女性客

店員から答えが得られなかった女性客は、苦々しい表情に一変。
「なんでわからないのよ? ホームセンターの店員ならわかるでしょ?」と、店員側の知識不足だと責め出したのです。
店員は「広さを計測してきてほしい」と伝えていましたが、女性客は「面倒だから嫌」ときっぱりと拒否。
「一般的なベランダよ。大体このくらいってわかるでしょ?」と面倒くさそうに、店員に伝えていました。

マンションによってベランダの広さは違いますよね。
店員は適当な枚数を答えるわけにもいかず、「いや、それは……」と困惑している様子でした。

ついにお説教が

女性客はイライラが頂点に達したようで、ついに店員にお説教を始めてしまいました。
「あなたバイト? 最近の店員は勉強が足りないわ!」と叱っていましたが、あなたの質問に答えらえる店員は、どこを探してもいないと思います。
説教している時間があるなら、家に帰って広さを計測すればいいのに……。
私はその場を離れましたが、無茶なクレームに対応する店員に同情してしまいました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。

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