まもなく受験シーズンに突入! 中学、高校、大学と様々な入試が始まりますが、今回は筆者の知人Bさんが、娘と乗り越えた中学受験エピソードをご紹介します。

母も知らなかった出来事

Z中学の入試当日、教室で待機していた娘は、試験が始まる20分ほど前からお腹が痛くなってしまったのですが、開始時間が迫っていたため、誰にも言い出せずにいました。その時、教室には試験の
手伝いに来ていたZ中学の在校生たちがいて、その一人が娘の異変に気づき「大丈夫? 体調が悪かったら保健室受験もできるよ?」と声をかけてくれたのです。
そして娘を保健室に連れて行ってくれたり、トイレの時に付き添ってくれたりと、試験が終わるまで見守ってくれていたのです。試験が終わった後にお礼を言うと「無事に受けられてよかったね! 最後まで頑張ってすごいよ!」と褒めてくれたんだとか。
娘は、優しい在校生の姿に感激。「あの時、私もあの先輩みたいな中学生になりたいと思ったの」と話してくれました。
「まさか娘にそんなことがあったなんて」Bさんは在校生に感謝しつつ、おさえにしていたZ中学への入学手続きを進めることにしました。

後日、入学式の日に、受験当日に娘のお世話をしてくれた在校生に会うことができました。Bさんはその時のお礼を告げると、在校生は「当たり前のことをしたまでです。同じ学校に通うことができて、私も嬉しいです! 入学おめでとうございます。」と温かい言葉をかけてくれました。
学校を選ぶ際、場所や授業料、制服も大事な要素ですが、在校生の雰囲気も大事だと実感。
「この学校に進学してくれてよかった」とBさんは感じたのでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。

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