毎年お正月の楽しみの一つに、お年玉がありますよね。
金額は人それぞれですが、封筒を貰えると嬉しかった子ども時代を思い出します。
筆者の友人A子さんは、そんなお年玉でまさかのホッコリ体験をすることになったようです。
画像: <小学生が配るお年玉!?>中身はお金ではなく、、、【可愛すぎる勘違い】に「大人全員が癒された」

お金は親が管理。使うのは小学生になってからね!

一人息子がいる、A子さんのお話です。
毎年お正月にA子さんの実家に帰ると、兄や弟夫婦が来ていることもあり、息子は0歳の時から親戚中にお年玉をもらっていました。

しかし、まだ幼い息子にはお金の価値が分かりません。
A子さんは「お年玉は大事に貯金して、小学校に入ったら一緒に使おうね」と約束し、息子もそのルールを律儀に守っていました。

もらった封筒は、中を見ることなくすぐにA子さんに手渡す――それがわが家の、お正月の「いつもの光景」でした。

息子がまさかの封筒を持ってきた!? 一体何事??

息子が小学1年生になる年の、お正月のことでした。
息子はいつものように、頂いた封筒をそのままA子さんへ渡そうとしてきたので、A子さんは一緒に中を確認してお年玉の説明をしようとしました。
すると、息子がA子さんの言葉を遮り、

「あ、待って! 僕も持ってきたんだよ!」

そう言うと、息子は自分のカバンに走っていき、大事そうに何かを取り出しました。戻ってきた息子の手には、一生懸命作ったことが伝わる「手作りの封筒」が4つ握られていたのです。

「これはじいじとばあば、これはパパとママで、こっちはおじさんので……」

戸惑う大人たちに、息子は誇らしげに自作の封筒を配り始めました。
驚きながら中を見ると……!!

もう、うちの子可愛すぎ!!(笑)まさかすぎる事態に全員が癒された

「いつもありがとう! 大好き!」

と、封筒の中には拙い字で書かれた、真っ直ぐな一言メッセージが。
実は息子、お年玉の封筒の中には「お金」が入っているとは夢にも思っていなかったのです。
「お正月は、みんなで大事なお手紙を交換する日なんだ」
幼いながらにそう解釈した息子は、自分もみんなを喜ばせたいと、内緒でお返事を準備していたのでした。

「こんなに嬉しいお年玉、初めてもらったわ~」

まさかのサプライズに、さっきまでお酒を飲んで賑やかだった親戚一同は一瞬で静まり返り、その後、目尻を下げて大感激。
「今まで何も教えていなかったから……」と少し照れくさかったA子さんでしたが、息子の優しさに胸がいっぱいになったといいます。

まとめ

お正月にお手紙交換だなんて、とっても素敵な発想ですよね。可愛らしくて胸がキュンとしました。
こんな可愛い子なら、ついついお年玉をあげ過ぎてしまいそうです。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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