子供達の突然のお小遣い要求に戸惑っていた友人。試行錯誤の末、月々のお小遣い制を導入します。金銭教育の意図を超えて、心温まる親子の絆を実感した体験を聞かせてくれました。
画像: 「お小遣いちょうだい!」あげているのに、どうして──お金を欲しがる我が子。その理由にびっくり!

突然のお小遣い要求?!

私には小学生の子供が2人います。最近、やたらとお小遣いを欲しがるようになりました。今まで子供達には、お手伝いをしてくれたときにお小遣いをあげていたし、毎月読んでいる漫画は、祖母からもらった図書カードを使っていました。

そのため、突然お小遣いを欲しがるなんて何か理由が? 周りのお友だちの影響か、何か突然欲しいものができたのか、不思議でした。

お小遣い制度の導入! 金銭感覚を育む新たな試み

子供達には、月々のお小遣い制にするか、お手伝いをしてくれたときのポイント制にするか、私も悩んではいました。子供にとってどちらがいいのか判断が難しく、今まではお手伝いのポイント制を導入していました。

お小遣い制にすれば、買い物のときになるとねだられるガチャガチャ、おもちゃ、お菓子やゲームを、「自分のお小遣いで買おうね」と言えるようになるし、金銭感覚や、持っているお金でやりくりする力も身につくかなと思うようになりました。

結果、翌月から月500円のお小遣い制を始めました。

思いがけないプレゼント

ある日のこと、子供達がごそごそと何かを準備しています。そして、「お母さんとお父さんにプレゼント!」と、絵が描かれた袋を渡してくれたのです。中を見ると、私には顔パック、夫にはジュースが入っていました。

聞くと、2人でお小遣いを持って買いに行ってくれたそう。「お父さんとお母さんに、プレゼントしたかったんだよねー!」とうれしそうに話す子供達。

お小遣いが欲しかったのは、私達にプレゼントを買ってあげたかったからだと、そのとき気付きました。初めてのお小遣いの使い道が親へのプレゼントだなんて、親思いすぎるぞ! と感動した出来事でした。

【体験者:40代・会社員、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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