今回は筆者の友人A子から聞いたエピソードです。小学校低学年の息子との日常で、A子が予想外の言葉を聞いて反省したお話です。その出来事が、子育てに大切な気づきを与えてくれました。
画像: 小1息子「僕が何しても褒めてくれないし、怒るだけだよね」私「えっ」予想外の言葉に、反省した話

日常の何気ないやり取り

ある日、A子が仕事から帰宅すると、小学校1年生の息子が宿題をしていました。嬉しくなったA子は「ちゃんと宿題してて偉いね!」と声をかけましたが、息子は「だって怒られるからやってるだけだよ」とぶっきらぼうな返事。それを聞いて一瞬驚きつつも、「まあ、やってるなら良いか」と軽く流してしまいました。

息子の一言にハッとする

その後、夕食の時間に息子がポツリと言いました。「お母さん、僕が何しても褒めないし、怒るだけだよね。」この言葉にハッとして、言葉が出ませんでした。思い返せば、最近のA子は忙しさにかまけて、息子に対して「これしなさい」「それダメ」と注意ばかり。褒めたり、きちんと向き合うことが減っていたのかもしれません。

息子の気持ちに寄り添う

その夜、息子が寝る前に「お母さん、最近怒ってばかりだったね。ごめんね」と素直に謝りました。すると息子は「いいよ。でも、たまには僕が頑張ったこと、ちゃんと見てほしいな」と言ってくれました。その言葉を聞いて胸がいっぱいになり、「これからはもっと息子の頑張りに気づいてあげよう」と心に決めました。

日々の小さな気づきを大切に

それ以来、息子の小さな努力を見つけては「ありがとう」「頑張ったね」と声をかけるように心がけています。すると息子も笑顔が増え、宿題やお手伝いも前向きに取り組むようになりました。

忙しい日常でも子どもの頑張りに気づき、褒める時間を作る大切さを学びました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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