クリスマスの時期はイルミネーションが輝いて街も華やぎ、自然と浮き足立った気持ちになる人も多いのではないでしょうか? しかし、中にはとんでもないクリスマスを経験してしまった人もいるようです。今回は筆者の友人が話を聞かせてくれました。

添えられたカードに絶望

しかし、次の瞬間。私は花束に添えられたカードを目にしました。そこにはなんと、
「M美へ。今日はイブなのに一緒に過ごせなくてごめんな。愛してるよ」
と、聞いたこともない女性の名前とともに夫からのメッセージが書かれていたのです。

「夫が、不倫している……」その事実は明らかでした。この花束は、相手の女性へのプレゼントなのに、夫が間違って自宅に送ってしまったのです。まるで悪い冗談のようでした。

私は夫に電話をかけ、問い詰めました。予想外のミスから不倫が判明した夫は、しどろもどろになり、最終的には全てを認めることに。
不倫相手の「M美」は、夫の会社の同僚でした。

今年こそは平穏なクリスマスを

数ヶ月後、私は夫と離婚しました。慰謝料や養育費の交渉、引っ越し、息子の転校……やるべきことは山積みでしたが、不思議なほど冷静な自分がいました。
夫への未練は、あのカードを見た瞬間に消え失せてしまったのでしょう。不倫相手に花束を手配する暇はあるのに、息子と過ごすクリスマスに面倒くさそうな顔をした夫に、もはや愛情も何も感じられませんでした。

今は息子と二人で、小さなアパートで暮らしています。
以前のように裕福ではないけれど、夫に不満を抱えていた日々よりも、今のほうがずっと幸せで満ち足りた日々です。
今年のクリスマスは、息子の友達親子を招いて、賑やかに過ごそうと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.