新婚生活が始まると、「パートナーにもっと喜んでもらいたい」といろいろ張り切るものですよね。
A子もまさにそんな新妻の1人でした。
今回はA子から聞いたお話をご紹介します。

夫への相談と変化の兆し

ある日、A子は思い切って夫に相談しました。

「お義母さんの料理はとても助かるし感謝している。でもまだ新婚だし私もあなたに自分の料理を食べてもらいたいの」と。

これを聞いた夫は、驚いた表情を見せました。

A子が喜んでいるとばかり思っていたのですが、実はそれは誤解でした。

そこで夫は、A子の気持ちを大切にしながら、やんわりと姑に伝えることに。

「おかずを作ってくれるのはありがたいよ。でも、A子も頑張っているから、できるだけ彼女の料理を優先して食べたい。必要なときはお願いするね」

と、優しい言葉で伝えたのです。

気持ちを通わせた結果、家族の絆が深まる

姑は息子夫婦に負担をかけるつもりはなく、純粋な善意で行動していました。

それだけに、今回の出来事は自分の行動を見直す良いきっかけになった様子。

それ以降、姑は頼まれたときだけ料理を届けるようになり、A子も自分の料理を食べてもらえる喜びを取り戻しました。

おかげで、家庭の雰囲気はとても良好に。

「姑に頼るのも大事だけど、夫婦のペースも守りたい」そんなA子の気持ちには、新婚ならではの愛情と葛藤が垣間見えますね。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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