ハラスメントに厳しい世の中になったとはいえ、まだまだ威圧的な態度を取る人も多いですよね。特に、上司が相手だとなかなか対応が難しいのが現実です。今回は筆者の友人が職場で見聞きしたというエピソードを聞かせてくれました。
画像: 「あーほんと迷惑だわー!」大声で不満を撒き散らすパワハラ上司、、、ある日【思わず黙る】出来事が!

時代錯誤なパワハラ上司

私は20人ほどの人が所属する部署で働いています。
社内でも仕事量の多さで有名な部署で、ただでさえ大変なのですが、直属の上司であるA課長がパワハラ気味で、余計に気が滅入る毎日です。

誰かがミスをしようものなら、A課長はここぞとばかりに「なんでこんなミスするかなぁ~何年目なんだよ!」と声を荒げます。

怯えるしかない社員たち

取引先とのトラブルが発生したりすれば、もう最悪です。
すぐにA課長の「やってらんねーわ!」という大きな声がオフィスに響き渡ります。

さらに、ドアをわざと大きな音を立てて閉めたり、書類を机の上に叩き付けたりして威圧感を出そうとするA課長に、私を含め社員たちはみんなビクビクするしかありませんでした。

新人のミス発覚!

そんなある日、事件は起こりました。
新人の女性社員が、うっかり大口顧客への見積書に間違った金額を記載してしまったのです。

幸い、それほど重要なミスではなく、取引先にも送信する前だったので事なきを得たのですが、運悪くA課長にそのミスがバレてしまいました。

A課長はすかさず「こんな忙しい時期にミスとか、ほんっと迷惑だわー! 迷惑すぎ!」とオフィスに響き渡る声で罵倒。

ミスをした女性社員は、今にも泣きそうな顔で俯いていました。

予想外の救世主現る

その時です。

「迷惑なのは君だよ」

静かですが重みのある声が背後から聞こえました。

A課長が驚愕の表情で振り返ると、そこには……普段は本社にいるはずの重役が!
A課長の顔からみるみるうちに血の気が引いていきます。
重役はそんなA課長を一瞥すると、私たちに「いつもご苦労さま」とだけ声をかけて去っていきました。

その日から、A課長の態度は一変して大声は減ってきたのですが、なんと1か月後にA課長に異動辞令が下りました。
噂では、威圧的な態度が問題となり左遷になったとのことです。

もちろん表立って喜ぶことはできませんでしたが、私たちは内心みんなバンザイをしたい気分でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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