いくら家族といえども、【親しき中にも礼儀あり】の精神は必要不可欠ですよね。今回は筆者の友人から聞いた「マイペースすぎる夫のせいで、家族が崩壊しかけた話」をご紹介します。

その見当違いな言い分に、ピシャリと言い返そうとしましたが、先に口を開いたのは目に涙を浮かべた娘でした。

「パパは入学式、来なくていいよ。パパは私よりもテレビとスマホが好きだから。私もパパのこと好きでいるのやめる」

それを聞いて私は「娘にこんな思いをさせていたなんて。こんな自分勝手な夫に、今まで我慢なんてするんじゃなかった」と心底後悔したのです。

さすがに夫も焦ったのか、スマホを置いて着替えようとしていましたが、あとの祭り。既に身支度を済ませていた私と娘は、夫を置いて家を出ました。

無事小学校に着き、式が始まる前に娘と一緒に写真をとっていると、夫が息を切らせながら走ってきました。

娘に頭を下げ、「ごめん、ちゃんとするから、パパも一緒に入学式出させてください」と謝る夫。それを見て、本当はパパが大好きな娘は、「もうしないでね」と泣きながら夫に抱きついていました。

そんな娘の姿にもらい泣きしながら、私が「こんな日に娘を泣かせるなんて、最低のパパね。」と文句を言うと、夫は「ごめん」とうなだれていました。

その後も、夫のマイペースな性格はすぐには変わらないものの、娘に関わることだけは最優先にしているので、気長に成長を見守ろうと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。

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