今回は、筆者の知人Bさんから聞いた、中学生の息子のお小遣いにまつわるエピソードです。ある日、息子から「お小遣いを増やしてほしい」と頼まれたBさん。思春期らしい彼の論理に少し戸惑いながらも、親子での微笑ましいやりとりが繰り広げられた話です。
画像: 中学生息子「お小遣い増やしてよ」【計算高い提案】をしてきたものの → まさかのオチに母「笑った」

お小遣い交渉の始まり

ある日、Bさんは息子から真剣な顔で、「お小遣いを増やしてくれない?」と切り出されました。理由を聞いてみると、「友達と出かけると、今のお小遣いじゃ足りないんだよ」と言われたのです。確かに友達と出かける機会が多いと、今渡しているお小遣いでは足りないのでしょう。反抗期で普段はなかなか口をきいてくれない息子の真剣な表情に、Bさんも少し困惑しました。

息子の計算高い提案

さらに息子は、「もしお手伝いをもっと増やしたら、その分お小遣いを増やしてくれる?」と提案してきました。どうやら彼なりに作戦を考えていたようで、食器洗いや掃除など具体的なお手伝い内容を挙げて、「これでプラス500円くらい?」と計算までしていました。その思春期らしい発想に、まだまだ可愛いところがあるなと、Bさんも思わず笑ってしまいました。

交渉成立……と思いきや

Bさんは「じゃあ、まずは試しにやってみようか」と条件付きでお小遣いを少しだけ増やすことにしました。息子も嬉しそうに了承し、張り切ってお手伝いを始めたものの、お手伝いをしてくれたのは最初だけ。数日後にはすっかり忘れていたのです。Bさんは笑いながら、「思春期の子って面白いよね」と話します。親子での微笑ましい交渉と、その後の展開に少しほっこりする出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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