家族のあり方は様々です。ひょんなことから、知られざる家族の真実に直面したC子。彼女のエピソードを聞いた筆者は、なんだか無性に家族に会いたくなりました。

長女が連れ子!?

「えっ!?」
市役所にも関わらず、思わず大きな声をあげてしまった私。

手にした謄本によると、父と母は再婚同士で、長女は母の連れ子。つまり、長女と父は血が繋がっていなかったのです。

驚いた私はすぐに帰宅し、両親を問いただしました。
すると両親は「B子(次女)とC子にも話さなきゃいけないね」と言い、三姉妹を集めて話し出しました。

口癖の真相

謄本に書いてあることは真実で、両親の結婚後、次女と私が生まれたのだそうです。
当時すでに物心がついていた長女だけが、この事実を知っていたと聞き、驚きました。

父は三人姉妹を同じように愛していたのですが、ある日長女を叱った際に「私だけ、本当の子供じゃないから怒るんだ」と泣かれてしまったそう。

これを父はずっと忘れることができず、長女に寂しい思いをさせまいと、「A子が一番大事」と言うようになったのでした。

お姉ちゃんも辛かったんだね

ことの真相を知ったあとでは、不満は一切なくなり、愛情深い父親らしいなと思いました。

何も知らなかった私と次女に比べ、長女は思い悩むことも多かったのだと思うと、心が痛みました。これからより一層、三人姉妹で仲良く力を合わせていこうと思います。

私たちがこんなに仲が良いのは、両親が平等に愛情を注いでくれたから。
そんな両親には、感謝の気持ちでいっぱいです。

【体験者:20代女性・専業主婦、回答時期:2024年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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