「お客様、お願いします（泣）」【ホテルの清掃スタッフ】が嫌がる！？ 客のNG行動とは？

清掃スタッフ

私は、某ホテルの清掃スタッフとして数年働いています。

お部屋の清掃に伺うと、きれいに整理整頓してある部屋もあれば、布団やタオルなど使った備品がぐちゃぐちゃになっている部屋も。

『どんな人が泊まっていたのかな？』と想像しながら、全て元通りに整頓するこの職業はとてもやりがいが持てる仕事です。

でも、お客様へのお願いが数あるなかでも、ちょっと意識していればすぐに直せる、とあるお願いがあるのです。

つけっぱなしはやめて！

それは、『部屋をチェックアウトするときはテレビをつけっぱなしにしないでほしい』ということ。

もちろん、冷蔵庫の開けっ放しや濡れた浴室のドアの開けっ放しも困ります。

冷蔵庫の場合は、冷気が逃げてしまったり余計な電気代がかかってしまったりするからです。

また、浴室のドアを開けっぱなしでいると、部屋中に湿気が広がりカビの原因になってしまいます。

そちらも気をつけてほしいことではあるのですが、特に厄介なのが【テレビのつけっぱなし】なのです……。

掃除していいか分からない

なぜかというと、テレビがついていることで『部屋にまだお客様がいるかもしれない』と考える必要があるから。

ホテルやテレビの音量にもよりますが、耳をすませると意外と外にもテレビの音って聞こえてくるのです。

そのため、チェックアウトのお客様の対応で忙しい受付スタッフに『この部屋のお客様はチェックアウトしているのか、まだしていないのか』と確認を取る手間がかかります。

その結果、清掃を始めるまでに時間がかかってしまい、大幅なタイムロスにつながることもあるのです。

気をつけよう

そのため、なるべくホテルに宿泊した際には、テレビを消してから部屋を出ていただきたいです。

うっかり忘れてしまうこともあるとは思いますが、ちょっとした気遣いをしていただけると大変助かります。

【体験者：20代・女性パート主婦、回答時期：2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。