これは実際に私が体験した話です。夫は一人っ子。義父は両親を早くに亡くした苦労人だったため、夫も厳しく育てられていました。義父の行けなかった大学まで行かせてもらったと夫は義両親にとても感謝していて……。

親が全部支払ったの?

しかし、「親に感謝」と言うばかりの夫に違和感を覚えた私。
ある夜、またも義両親から金銭要求があり、少し口論になりました。
「親のおかげ」を連発する夫に

「親に大学行かせてもらったから感謝してるって言ってるけど、奨学金はまだ払っているよね? 私もあなたの学費を払っていることになるんだけど、親だけのおかげなの? 少しは自分の生活も見て!」

とキレた私。

私の言葉にハッとした夫。
それ以降、私の前で「親のおかげで大学を卒業できた」「この会社に入れたのも親のおかげ」とは言わなくなりました。
親を大切にするのは素晴らしいことですが、我慢すればいいという考えも少しだけ改めてくれるようになりました。その後、義両親の生活の無駄を見直すように働きかけをしてくれた出来事です。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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