ママ友のお付き合いに頭を悩ませる人は少なくありません。筆者の友人・F絵もその1人。順調だった環境にいきなり引っ越してきたママ友のR美にF絵はさんざん振り回されます。しかし、意外な人物が救世主として登場! F絵のエピソードをご紹介しましょう。
画像: 【ありえないでしょ!】仕事を理由に何でも我が家に押し付けるママ友 → でも意外な救世主が喝!

穏やかな日々から一転

私は娘と夫の3人暮らし。
私は結婚前、雑誌の編集者として働いていたのですが、妊娠時に体調を崩し、出産を機に在宅で仕事をするようになりました。

娘が小学校へ上がる頃に夫の仕事の都合で転居し、現在の住まいへ。
娘が小学校に入学すると、何人かのママ友ができました。
目立ったトラブルもなく、穏やかな生活を送っていたのですが、転校してきた男の子の母親・R美にさんざんな目にあわされることになったのです。

無理なお願い

R美はシングルマザー。
仕事が忙しいという理由で、学校の役員や子ども会の行事などにも一切参加しない人でした。

そのため、保護者同士のお付き合いもほとんどなかったのですが、ある日偶然近くのスーパーでバッタリ会ったのです。
私も最初はわからなかったのですが、子ども同士が話しているのを見て、R美は「N小学校の方ですか?」と聞いてきました。
私がそうだと答えると、堰を切ったように自分の苦労話を披露!
在宅勤務していることを話すと、それからというもの何かというと我が家を訪ねてきて、いろいろと頼んでくるようになったのです。

最初は子どもを短時間預かって欲しいという程度。
しかし、そのうち「今日は帰りが遅くなるから泊まらせて!」「学校で使う●●を買い忘れたから、買っておいて!」「見守りの当番を代わりにお願い♡」など、要求がエスカレートしていきました。「仕事があるから。」とやんわり断ってもお構いなくやってくるR美に、私はだんだんとモヤモヤを抱えるようになっていったのです。

思わぬ繋がり

ある休みの日の朝、私たち3人が出かける準備をしていると、いきなりR美がやって来てインターフォン越しに「今日仕事なの。息子を預かってもらって良い?」と言ってきました。
この日は義実家の法事。
事情を話してどうしても預かれないと断ると、R美はいきなり激怒しました。

「あのさぁ、どうせ旦那さんもいるんでしょ? だったら面倒見てくれても良くない?」

すると、このやり取りを聞いていた夫が「いいよ、俺が断ってくる。」と言って、玄関へ向かいました。
夫が玄関を開けると、夫とR美は一瞬「え?」と言ってフリーズ。
そう、夫はR美が勤務する保険会社の顧客だったのです。

夫の喝!

R美の保険会社は夫の職場に勧誘に来ることが多く、夫は前任者のときに加入。
その後を引き継いだR美と毎日のように顔を合わせていたため、お互いに顔見知りでした。

夫が「今日はうちの実家の法事なんです。どうしても息子さんを預かることはできません。お引き取りください。」と言うと、R美は取り繕ったように「あ、すみません、帰ります。」と退散。
私がR美のことを相談していたこともあり、夫は知り合いとは知らないまま断ろうと思ったそうです。

その後、どうやら夫の職場にR美は来なくなったらしく、私に対する無理なお願いもなくなりました。
とんでもないところでお客様に会ってしまうなんて……仕事をしながら子どもを育てるのは大変だとは思いますが、これも日頃の行いかもしれませんね。

【体験者:40代女性・フリーランス、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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