子どもの年齢が上がっていくにつれ、行動範囲もどんどん広がっていくものです。親として心配な部分もありますが、子どもの世界が広がっていくことは素直に嬉しいですよね。
しかし筆者の友人A子さんは、まさかすぎる出来事に心臓が止まりそうでした。
画像: 小学生の息子が帰ってこない!真っ青の私に → 夫「会社の前にいた」その理由が「まさか過ぎる」

もしも用の、大事なお金

小学1年生の息子をもつ、A子さんのお話です。
息子のランドセルには「もしも用」として、1000円と身内の電話番号を書いた紙を一緒に入れていました。
「困ったときにはこれを使う事」と教えていたのですが、特に使われることなく平和に過ごしていました。

ところがそんな平和な日々に、まさかの出来事が起こったのです……。

息子が帰ってこない!? まさに真っ青、震えが止まらない

ある日、いつものようにオヤツの準備をして、息子の帰宅を待っていました。
しかし、待てど暮らせど息子が帰ってこないのです。
不安に思ったA子さんはママ友に連絡しましたが、子ども同士で一緒に帰ってきた様子もありません。
学校に連絡しても「もう下校しているはず」との返答だったので、息子の身に何かがあったのでは!? と、真っ青になりました。

公園など思い当たる場所を探しに行きましたが、どこにも見当たりません。
ママ友やその子ども達も一緒になって探してくれたのですが、見つからず。
夫に連絡を入れても、仕事中なので連絡がつきません。

震える手でついに警察に電話をかけようとした、そのときでした。
夫から電話があり、なんと息子が会社の前にいたと言うのです!
安心して思わず涙がこぼれたA子さんですが、どうして夫の会社の前にいたのでしょうか? 実は……

そんなことしちゃうの!? 本当に無事で良かった(泣)

息子は算数の授業で、ケーキを数える話を聞いていたときに、

「ケーキ食べたい→もしも用のお金がある→買いに行けばいいのでは???」

そう思い、小学校が終わるとその足で歩いて、ケーキ屋さんまで行ったと言うのです!
実は夫の会社の前に家族でよく買いに行くケーキ屋さんがあり、息子はそこのケーキが大のお気に入りでした。

小学校からケーキ屋さんまで、子どもの足で1時間近くかかる距離。
休憩しながら歩き、途中で知らない人に道を尋ねながら到着したのだと、息子は誇らしげに話していました。

まさかそんな事をするとは思わなかったし、何か事件に巻き込まれたのではと心底震えました。
その日以降は、GPS機能がついている子ども見守りグッズを持たせることに。

夫が息子を保護した後、一緒にケーキを買って帰ってきたのですが……。
ショックのあまりか、全く味が分かりませんでした(泣)

まとめ

物騒な事件が多いので、親としては気が気ではなかったことでしょう。
今はGPS付きでボイスメッセージを送れるものなど、種類も豊富で凄いですよね。
とにかく、本当に無事で良かったです。

【体験者:20代・主婦、回答時期:2024年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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