人は「こうに決まっている」と思い込むと、なかなかその考えから抜け出せないものです。思い込みで恥ずかしい思いをしてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか? 今回は友人のA子が最近体験した思い込みエピソードを聞かせてくれました。
画像: 客「同じ物なのに値段が違うんですけど?!」店員「あの、実は──」焦ってしまい、恥をかいた話

初めての店でショッピング

先日、仕事帰りに前々から気になっていたアパレルショップに立ち寄った時のことです。
好みのワンピースが見つかり、試着してみるとサイズもぴったりだったので、購入を決意してレジへと向かいました。しかし、レジにはちょうどお会計中の女性客が。
見ると、偶然私が買おうと思っているワンピースと同じ物をその女性客も買おうとしていました。

前の人の金額が見えてしまい

失礼にならないように少し離れてレジが終わるのを待っていたのですが、偶然その女性の支払金額とともに、「Sサイズでお間違えないでしょうか?」という店員の声が聞こえてしまいました。

そのあと私が会計をしようとすると、全く同じ服のはずなのに、なぜか店員から告げられたのは前に並んでいた女性客よりも1000円ほど高い金額……。一体どうして?

この服がLサイズだから?

「もしかして、私のこれはLサイズで、前の女性はSサイズを買っていたから? きっとサイズによって価格が違うんだ」
私は高身長なこともあり、いつも購入する洋服はLサイズ。

過去には自分の身長で悩んでいた時期もあり、その日は仕事中に上司から悪気なく「身長高いね!」と言われたことがなんとなく気に掛かってしまい、普段よりも自分が背が高いということに敏感になっていたのかもしれません。

思い込みで判断するのは危険!

そして、レジ対応をしてくれた店員に向かって、つい「同じサイズなのに価格が違うって損ですよね……」と漏らしてしまいました。

しかし店員からは意外な返答が!

実は、前に並んでいた女性はこの店の常連客で、ポイントをためることで受けられる割引を利用して買ったので安くなっていただけでした。

当然ですがSサイズでもLサイズでも、価格は同じ。それなのに私は思い込みでクレームまがいのことを言ってしまったのです。
恥ずかしくて平謝りして、そそくさとお店を後にしました。思い込みって怖いですよね。皆さんもお気をつけください!

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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