近年の日本では意識の薄くなりかけている『お隣さん』。しかし、地方ではいまだに根強く町内会などのお付き合いが続いている地域があります。筆者と友人のMが住むのもそんな地域です。Mの『お隣さん』はちょっとしたトラブルメーカーでもあり、Mは頭を悩ませていました。

優しくも鋭い一言

結果的に押し問答となってしまった中、子どもたちはとても不安そうな顔をしており、私が(これ以上続けても子どもたちがかわいそうだな……)と思い、「今日は帰りましょう」と皆に言いかけたその時でした。
今まで黙っていた年配の女性・Nさんが「可愛い子どもたちのためにも、親が率先して他人と協力しあったり、思いやりのある態度をとるのは大切なことだと私は思うわ」と優しくつぶやいたのです!

この一言に奥さんはびっくりした様子。
「もう帰って!」と追い返されてしまいました。
Nさんは小学校の評議員を務めている人。
掃除の不参加よりも、子どもたちへの影響を心配していました。

翌月

Nさんの言葉が功を奏したのか、次の月から掃除には旦那さんが参加してくれるようになりました。
奥さんは相変わらず、顔を合わせても挨拶もしませんが、きっとNさんの一言が刺さったのだ思います。

子どもは親の背中を見て育つもの。
最初は相性が悪いと思っていた隣人家族も、子どもを思う気持ちは私たちと同じだったようです。これからは私も彼らと良い関係を築いていけるといいな、と思った出来事でした。

【体験者:40代女性・主婦、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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