これは実際に私が体験した話です。
結婚して8年後、念願だった地元に転勤となりました。引っ越しには両家の両親も勢ぞろい。引っ越し作業が終わった後、みんなで食事に行こうという話になったのですが……。

会計時の密談

食事が終わり、義両親が支払うと言うので、お言葉に甘えた両親は先に店外に。

私もお礼を言って出ようとした矢先、義父が夫に近づき何かを耳打ちしました。
驚き顔の夫。
夫は自分のお財布を開き中を確認すると、私を呼び止め、私のバッグから引っ越し費用が入っている封筒を取り出しました。
何事かと二人を見ていた私は、義母に押しだされるまま店外へ。

義両親の財布? 自己中心的な義両親

両親の前で正すこともできず、両親と一緒に義両親にお礼を伝え夫と帰宅。

おずおずと夫から差し出された封筒からは4万円が消えていました。
説明を求める私に、
「実は会計の際、父さんに『お金を持ってきていない』って言われたんだ。お店にも迷惑はかけられないと思って、引っ越し費用で支払った。すまない」と謝る夫に言葉が出ませんでした。

引っ越しは諸費用が発生するため現金を準備してはいましたが、その費用が高級寿司6人前になろうとは思ってもいませんでした。
どうしてもお寿司が食べたかったのなら回転寿司でよかったのに。
お金を持ってきていないことを分かっていながら、手土産まで買ったのはなぜ??

本当にうっかり財布を忘れてきてしまっただけだったのかもしれませんが、義両親は昔から自分たちが人からどう見られるかや欲求が大切な人なんです。
きっと支払いは「お財布」である息子がしてくれるから大丈夫だと思っていたのでしょう。息子夫婦の生活は気にならない自己中心的な人たちなのだなと判断し、今後のお付き合いを考えることとしました。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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