毎日のお弁当作りには頭を悩ませます。一生懸命作っても子どもが残したり、手を付けなかったり。でも、子どもが食べなかったお弁当を、男性の先生に渡すツワモノママがいたのです。そんなエピソードを友人が聞かせてくれました。

ママの善意が引き起こす、微妙な関係

手つかずのお弁当とはいえ、渡していた時間は夕方。わが子が残したお弁当を先生にあげるなんて発想、私にはありません。Mに聞いてみると、これが初めてではないようで、過去にも何度か渡していると言います。

兄弟で幼稚園に通っており、「お兄ちゃんのお弁当も先生喜んで食べるよ。先生はちょっとの食べかけとか気にしないから」と。

そして「先生さ、自炊しないから私が作ったお弁当食べなきゃ栄養取れないんだよー」と笑って言います。私は、「時間が経ったお弁当って衛生的に心配だし、渡すの遠慮したら?」とMに言ってみました。

Mは、「先生は独身で作ってくれる人もいないから、喜んでるよ」と言います。私や他のお母さんから見ると、明らかに先生は引きつり顔で、顔には「結構です」と書いてあるのですが。

先生は20代前半と若いので、ツワモノ保護者の誘いは断れないのかもしれません。Mも良かれと思ってやっているのでしょうが、もう少し人の気持ちを考えた方がいいですよね。

【体験者:40代・会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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