輸入食品店は、普段行くスーパーではなかなか見かけない珍しい商品があって面白いですよね。勇気を出して買ってみると、食べ慣れない味にビックリすることも。今回はそんな輸入食品店で、驚きのクレームに対応した経験のある筆者の知人、Kさんのお話です。

強烈なクレーム

そんなある日、Kさんが出勤してすぐに、激怒したお客様が封を開けたチーズを持ってやってきました。

それは数日前に「赤ワインに合うチーズをちょうだい」と言われて店長がおすすめしたチーズでした。

「ちょっと! このチーズすごい匂いよ、腐ってるんじゃないの!? カビも生えてるし」
お客様はそう言って返金を要求してきましたが、パッケージを見てみるとお客様が買ったのはなんと高級ゴルゴンゾーラチーズ。

慌てて奥から出てきた店長がそのお客様に、ゴルゴンゾーラチーズはこの強烈な匂いと青カビが特徴なのだと丁寧に解説しました。
そして不良品ではない限り、開封した食品の返金は受けられないことも。

「まあ返金はいいけど、二度と来ないから! こんなクサイもの勧めるなんて、鼻がおかしいんじゃないの!?」
お客様はゴルゴンゾーラチーズのことを知らずに買ったとはいえ、よっぽど匂いが堪えたのか、ぷんぷんと怒って帰って行ったそうです。

確かにゴルゴンゾーラチーズは、何も知らずに食べると強烈な食べ物です。
しかし、輸入食品店はこういった驚きの出会いがあるのも面白みの一つとして、楽しめたらいいですよね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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