物を大事にするのは良い事ですが、あまり周囲に強制するのは迷惑なお話です。筆者の義母は節約が大好き! ただし、度を越えた節約がケチにつながっているような人です。そんな義母が我が家にいきなり持ってきた大量のプレゼントとは、いったい何だったのでしょうか?
画像: ドケチ姑「はい、どうぞ♡」嫁「絶対に要りません!」嫁が断固拒否した【大量のプレゼント】とは?

ケチで姑息な義母

私の義母はケチで姑息な人です。
お金のためなら何でもする行動力は尊敬しますが、周囲の迷惑を一切考えない人なので、一緒にどこかへ出かけたり、長い時間を過ごすことは控えていました。

ある日、夫から義実家がリフォームをすることになったと聞きました。
義父が定年退職して家にいる時間が増えたこともあり、傷んだ外壁やキッチン、浴室などをリフォームするとか。

リフォームが決まったと同時に、いつものように義母のケチケチ精神が発揮されました。
いらない物を自分で捨てるのではなく、「リサイクルショップへ持っていく」「誰かにあげる」という行動に出たのです。

プレゼント?

リサイクルショップへ不用品を持っていくときには、義父と夫が借り出され、家の片づけには私が呼ばれるようになりました。
しかし、30年以上物を貯め込んでいた義実家の掃除など何日たっても終わらず、そのうち義父が「回収業者を呼べばいいだろう!」と怒りだす羽目に。

少しでも節約したい義母はこれを拒否。
あるとき、いきなり我が家へやって来て「持ってきたわよ~♡ 」と大量の食器・鍋・フライパンを車から降ろそうとしたのです。

私はあわてて「うちは収納スペースも少ないので結構です!」と断ったのですが、義母は「いいのよ、私からのプレゼントだから。」と言って聞きません。
どうやらリサイクルショップへ持って行ったのに引き取りすら断られ、友人・知人にもいらないと言われた物のようでした。

断固拒否

このままでは不用品の処理費用が発生すると思って、私のところへ持ってきたのでしょう。
「いらなかったら捨てていいわよ。」と言うので「うちはいらないので、お義母さんが処分してください。うちに持ってこられても迷惑なので。」とハッキリ断りました。
すると、義母は激怒!
「もったいないじゃない! まだ使えるんだから!」と言うので、「じゃあ、お義母さんが使ってください。うちはいりません。」とキッパリ断ると「新しいキッチンには新しい食器やお鍋が似合うでしょ!」と訳の分からない理由を叫び出したのです。

呆れた私は「お義母さん、これはプレゼントじゃなくて、廃棄物の処理です。うちは処理場じゃないので、お持ち帰りください。」と言って、断固拒否。
義母を追い返すことに成功しました。

その後

それから義母とうまくいかなくなったのは言うまでもありません。

義実家のリフォームは、最終的に義父が不用品回収業者を依頼して、すべて処分したとか。
最初からそうしていれば良かったのに、義母のせいで時間がかかりすぎたと義父が決断したそうです。

節約は大事なことですが、周囲に迷惑をかけてまですることではないはずです。
義母にはいつか、そのことがわかるきっかけがあれば良いなと思っています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。


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