冷たい態度の同僚が「正直苦手」話すのをためらう毎日が → 思わぬハプニングで一変！ 一体、何が？

新しい職場での葛藤

転職して1年目のA子は、新しい職場での人間関係に悩んでいました。

特に仕事柄、総務部のB子とのやりとりが多く、初めてB子から指示を受けたときの緊張感は今でも忘れられないほど。

B子は冷たくて、挨拶をしても素っ気ないと感じることが多く、A子は「私、嫌われているのかな？」と不安を抱えていました。

近寄りがたい先輩

A子は、B子の冷たい態度をできるだけ気にしないようにしていましたが、仕事の内容上どうしても頻繁に話をする必要があり、B子の存在が頭から離れませんでした。

B子は仕事の指示が的確で頼りになるものの、態度はいつも冷たいまま。

ある日、A子はまた用件を済ませるために総務部へ向かうことになりました。

B子からの指示はやはり正確でしたが、相変わらず素っ気なく、会話をする度に心がすり減るような気がしました。

この職場で働き続ける以上、今後もこうしたやり取りが続くかと思うと、A子の気持ちはどんどん重たくなる一方……。

B子とのやり取りが終わり、A子は「今日も近寄りにくいオーラだったな」と感じながら、その場を後にしようとしました。

意外な優しさの瞬間

そのとき、A子は背後に誰かの気配を感じました。

かなり接近されたことに驚き、振り向こうとしたその瞬間！

「スカート、めくれています」

と耳元でささやくB子の声が！

そして、彼女は周囲に気づかれないよう、素早くA子のスカートを直してくれたのです。

その気遣いに、A子は驚きと恥ずかしさで顔が真っ赤になりながらも、「ありがとうございます」と小声で感謝の気持ちを伝えました。

普段冷たいと感じていたB子の、思わぬ優しさに触れた出来事でした。

印象の逆転

この件をきっかけに、A子の中でB子に対する印象がガラッと一変。

これまで冷たくて近寄りがたいと思っていたB子ですが、その冷静さの裏に、周りへの細やかな配慮があることを知ったのです。

それ以降、B子のオーラは相変わらず近寄りがたく感じるものの、「嫌われているのではないか」という不安はなくなりました。

「B子はただこういうタイプなんだ」と理解し、総務部へ向かう足取りも軽くなったA子。

その後、彼女は仕事を通して、少しずつB子との信頼関係が築けるかもしれないと、次第に期待を持つようになりました。

【体験者：40代・女性主婦、回答時期：2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。