少しでも稼ぎたいけれど、子どもが小さいうちは、急な体調不良などでどうしても休みがちになることも。ただでさえ気まずいのに、職場に意地悪な人がいるとさらに悩みは尽きません。
今回は、筆者の知人女性Yの職場での体験談をご紹介します。

その日の仕事終わり、Yは給湯室に呼ばれました。
そこには、Mとパートリーダーの姿が。Yが来たのを確認し、リーダーが口を開きます。
「Mさん、お姑さんの介護で午前中しか働けなかった時期があったよね。そのとき、誰かあなたに文句言った?」

狭い給湯室の中で響く、リーダーの低い声。
びくっと肩を震わせ、蚊の鳴くような声で「いえ、誰も」と呟くM。
リーダーはピシャリと「そうよね。あなたも周りに助けられてきたんだよ、そのことを忘れないで」と言い放ちました。Mはうつむき、小さくうなずきます。

Mに悪気はなかったのかもしれませんが、それ以降はすっかり大人しくなりました。
働きやすくなった環境で、Yは今まで以上に仕事に励み、二年後には若手リーダーとして活躍する存在になりました。

【体験者:30代・女性主婦・回答時期2024年2月】

※本記事は執筆ライターが取材した実話に基づいています。ライターがヒアリングした内容であり、取材対象者の個人が特定されないよう、固有名詞など変更を加え構成されています。

ltnライター:N.tamayura
長年勤めたブラック企業を退職し、書くことを仕事にするために転職した駆け出しライター。在職中に人間関係の脆さを感じた経験から、同世代に向けて生き方のヒントになるような情報を発信すべく、日々リサーチを続けている。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.