多目的で利用されるカフェでは、日々さまざまなトラブルが起きているようです。そこで今回は、筆者が遭遇した「イラっとした客」のエピソードをご紹介します。

男性から注意されたワケ

しばらくすると男性の隣の席が空いたので、そこに座ることにした私たち。コーヒーを片手に話をしていると、突然男性から声をかけられたのです。

「話し声で集中できないじゃないか! もっと静かにしろよ!」

私は一瞬ぽかんとしました。だってここカフェですよ? 図書館ではないのです。普通に話していただけなのに、男性にうるさいなんて言われる筋合いはありません。

迷惑なのはどっち?

「張り紙見えませんか? ここは勉強スペースじゃないですよ。そもそもコーヒー1杯で、その席に長時間居座る方がどうかと思いますけど?」

イラっとした友人が「勉強は専用スペースでお願いします」の張り紙を指差して、男性にこう言いました。

さらに私たちが入店して席待ちからこの時まで、すでに1時間以上。男性はコーヒーがなくなっても追加注文をすることもなく居座っていましたし、その前から長いこといる雰囲気でした。

「あぁー、もう無理! 試験に落ちたらお前らのせいだからな!」

友人に注意された男性はこう言い残し、ムシャクシャした様子で店から出て行きました。

カフェは勉強優先ではない

本来カフェはコーヒーを飲みながら寛ぐところで、勉強を優先するところではありません。また混雑状況に応じて席を譲るなど、思いやりも必要です。

最近は勉強専用スペースを設けたり、利用時間を制限するなどの独自ルールを決めている店舗もあります。勉強したい気持ちはわかりますが、決まりを守り、お互いに気を使い合って、美味しくコーヒーを飲みたいものですね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。

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