子ども同士だけでもトラブルは付き物なのに、親同士になるとそれはもう大変な思いをすることもあるようです。今回は、筆者の知人Oさんが経験した「厚かましいママ友」エピソードをご紹介します。
画像: <ケチママ過ぎる>家族ぐるみでキャンプをするはずが → 前日「道具全部貸してね♡」って、ハァ!?

キャンプにハマったOさん

Oさんはここ数年、家族でキャンプに行くことが趣味になりました。キャンプにハマったことで、テントを2つ購入したりキャンプ道具を新調したりと、Oさんは家族の中で誰よりもキャンプにハマっていました。
家族でキャンプに行くことには慣れてきたので、次の目標は友達家族とキャンプに行くことだったのですが、なかなか周りにキャンプをするママ友がおらず、実現できずにいました。

念願のグループキャンプができる!?

あるとき、小学生の息子がクラスで仲のいい子と家で遊びたいと言い、向こうのお母さんも一緒に遊びに来ることになりました。息子とお友達が一緒に遊んでいるところを実際に目にすると、本当にウマが合うようで、すごく楽しそうにしていました。その上、お母さんのXさんとOさんも凄く波長が合って、「これはいいママ友になれそうだ」と感じるほどでした。

ある日、いつも通りXさん親子が家に遊びにきた時に、子供達がキャンプの話をしていました。そうしたら「今度一緒にキャンプ行きたいねぇ!」とXさんが言ってきたのです。グループキャンプをしたかったOさんに絶好のチャンスが訪れました。
子どもも親も仲がいいし、絶対楽しそう! と思ったOさん。実は、巷で「Xさんは凄いケチ」という噂を聞いていましたが、今までOさんの前でXさんがそんな素振りを見せたことはありません。「きっと変な噂が回ってしまっていただけで、きっといいママなんだろうな」と思っていたところなので、Oさんは「いいね! 行こうよ!」と乗り気でOKの返事をしました。

グループキャンプをするときは、キャンプ場の利用料金を確認した後、チェックイン時間に現地集合という話に。コテージに泊まるのではなく、キャンプに行く約束をしているので、キャンプグッズを各自で用意するのは当然のこと。あえて各自用意の共有はしていませんでした。

まさかの……初心者!?

しかし、キャンプの前日にとんでもない事実が発覚したのです。前日の昼にXさんから電話があり、「明日何時ごろ家に行けばいい?」と聞かれたのです。キャンプ場集合のはずなのに、なぜうちに来るんだろう? と不思議に思い聞いてみると、「Oさん、テントもキャンプ道具もいっぱい持ってるんでしょ? 貸してもらおうと思って」と言うのです。そして何を貸せばいいのかを聞くと、「え、全部だよ、全部! テントとか、寝袋とか、あとイスとか、色々? 何が必要かはよく分からないけど」と言われました。

よくよく話を聞くと、なんとXさんはキャンプ道具も一切持っていないどころか、キャンプをしたことがなかったのです。「なんで一緒にキャンプに行きたいって言ったの?」と聞くと「だってOさん、キャンプ道具いっぱい持ってるって話だったから、貸してくれるものだと思ってた〜」とあっけらかん。

突然の事態に驚くOさんもどうしたらいいのか分からず、一緒に行くんだしキャンプ道具は貸してあげればいいのか、でも全部が2セットずつあるわけじゃないし、もう明日はキャンプだし……と悩んでしまい、「とりあえず後でまた連絡するね」と電話を切りました。

しかしふと考えてみると、Xさんは、Oさん一家がお金も時間もかけて集めたキャンプ道具を、前日になって全部Oさんに借りようとしていたことに気が付きました。キャンプ場利用料金は、2家族で1万円ちょっと。なおかつキャンプ道具一式はOさんのものを使うことで、格安で旅行とキャンプ体験をしようと目論んでいたのでしょう。

「ケチっていう噂は本当だったんだ」
Oさんは信じられない気持ちと同時に、怒りがふつふつと沸いてきました。早めに帰宅した夫に相談すると、良いアドバイスが! それをさっそくキャンプ場に連絡するとすんなりOK! 当日はキャンプ場で待ち合わせということにしました。

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