子どもの部活は、意外と負担がかかるものです。送迎・お弁当・消耗品の購入……どの家庭も上手にやりくりをして頑張っているのに、経済的なことでマウントをとりたがる保護者もいます。これは筆者が実際に出会った同じ部活の保護者のお話。彼女のマウンティングを制止したのは意外な人物でした。

言い合い

これには不参加を申し出ていた他の保護者たちも一気に加勢。
「それはあなたが決めることじゃないでしょ?」
「あなたにそこまで言われる筋合いはないです!」
「何よ、偉そうに!」と大騒ぎになってしまいました。

この様子を見ていた顧問の先生が「これはあくまで任意ですから。強制ではないので、ご都合のつくお時間のある方が参加していただければそれで良いので」と一言。
顧問の先生には頭の上がらないHさんは「ご勝手に!」と捨て台詞を吐いてその場からいなくなってしまいました。

後日談

後日、息子から聞いた話では、参加したのはHさんともう一人の保護者だけだったそうです。
部員達には「親がここまで来なくても……」と言われていたとか。
Hさんの息子は「来なくていいよ! 恥ずかしいなぁ!」と怒っていたそうで、かなり気まずい思いをしていた様子だったそうです。

息子を応援したいという気持ちはわかるのですが、このことがあってから、Hさんは保護者間で浮いてしまい、マウントを取ることもなくなっていきました。
Hさんは子ども達の間でも「ヤバい母親」認定されてしまったようで、以前のような勢いはどこへやら。息子さんの一言が聞いたのかもしれませんね。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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