「後継ぎを産まないと嫁失格!」なんて昔はよく言われていましたよね。現代でも産まれてくる子どもの性別にこだわる人は少なくありません。今回はそんな子どもの性別に関して、思いもよらない発言をされた経験のある筆者の知人、Oさんに聞いたお話です。
画像: 「女の子じゃなくて良かったわね!」生まれたばかりの子を見て【嫌味を言う義姉】をスカッと!

意地悪な義姉

Oさんには当時3歳になる娘がいました。

旦那さんも義両親も初孫である娘をとてもかわいがってくれており、嫁姑関係も非常に良好。

しかし唯一問題だったのは、未だ独身で義両親と同居している旦那さんのお姉さん、つまり義姉です。

義姉はどうやらOさんのことが気に入らないらしく、顔を合わせる度に嫌味を言ってきたり、娘にも冷たく当たったりするので困っていました。

「お義姉さんには会いたくないけど、お義父さんやお義母さんには娘を会わせたいし……」
そう思い、いつも義実家へ行くときは少し憂鬱な気持ちになっていました。

そんなある日、Oさんが第二子を妊娠。義姉を除いた家族全員が大喜びしました。

生まれた子を見て……

そしていよいよ出産の日を迎えました。
「Oさんおめでとう! 」
生まれたばかりの子の顔を見に、義両親と義姉がやってきました。

「元気な男の子です」
Oさんが子どもの顔を見せると、義両親は「よく頑張ったね」と労ってくれました。しかし義姉はそれを遠巻きに見て、信じられない言葉を発したのです。

「今度は女の子じゃなくて良かったね! 後継ぎを産まない嫁は家を追い出されちゃうわよ」
義姉の言葉に、Oさんを含めた全員が絶句。

「あのねえ……」
最初に口を開いたのは義母でした。
「孫は男でも女でもかわいいわよ! あんた、ドラマの意地悪な姑みたいなこと言うのね」

義姉に悪気はなかったのかもしれませんが、義父にもかなりきつく叱られたようで、その後Oさんに嫌味を言うことはなくなったそうです。

今の時代に後継ぎがどうの、というのはかなり古い価値観ですし、それを義両親ではなく小姑が言うのもおかしい話ですよね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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